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昭和天皇 三十二の佳話を読んだ


簡単に言うと、
"昭和天皇のちょいといい話"
って感じの本です。

昭和天皇は、
この手の"ちょいといい話"が非常に多く、

全部まとめたら
余裕で百科事典ぐらいの量になりそうです。

厳選された話というよりは、
戦前戦中のエピソードが多いです。

戦後にも昭和天皇のいい話は多く、
それらの話がないのが少し残念な所ですが、

そもそも本書のテーマが
"立憲君主の視点で見た時の天皇"
を強く意識して構成されていますので、
テーマを絞って厳選されていると言えます。

いい話も多く、昭和天皇の人柄に触れられ、
昭和の肌ざわりを感じられるいい本だと思います。

少々気になった点もありまして、

・難しい表現が多く読みづらい。
・米英に対する皮肉が利き過ぎている。
・皇室を持ち上げ過ぎ。
・ある程度の歴史の流れは知っている
 って前提で話が進むので
 歴史がわからないと話がわかりにくい。

以上の点が気になりました。

正直、多少の読みにくさを感じますが、

・昭和に興味がある。
 ・昭和天皇ってどんな人だったの?
 ・昭和ってどんな時代だったの?
  などなど

・君主に興味がある。
 ・君主のあるべき姿ってどうなんだろう?
 ・君主の決断とは?
 ・君主の苦悩・・・
  などなど

・ちょっといい話を聞いてみたい。

こんな風に思っている人には
文句なしにお勧めの一冊です。

秋の夜長に読んでみてはいかがでしょうか?

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