ウィルスバスターでお馴染みのトレンドマイクロさんが
オンラインストレージを始められました。
オンラインストレージ Safe Sync
オンラインストレージとは?
と聞きなれない方に簡単に説明しますと、
インターネット上のハードディスクです。
要は、
データをPCに保存するのではなく、
インターネット上に保存します。
そうする事により、
PCが壊れたり、無くなったりしても、
データは無事です。
やはりコンピューターも機械ものですので、
突然壊れたりするわけです。
そんな時に
戻ってこないデータ(デシカメや動画)を思って
後悔した事がある人もいるんじゃないかと思います。
そんな万が一の事態に備えてくれるのが、
オンラインストレージって訳です。
PC本体の事故に備えるんだったら、
外付けHDDでも可能なんですが、
その外付けHDDも壊れる可能性があるわけで、
HDDが増えると心配もどんどん増えてきてしまうのです。
その点、オンラインストレージならば、
データを預かるのは、それなりに責任のある企業ですので、
一般家庭よりかは安全ではないかと思われるのです。
(データセンターを分散してたり多重化してたり、
簡単に言うと、 たくさんコピーをとって、
そのコピーを色んな所に分散して保存することにより、
自然災害などのリスクに備えてるはず。)
ただし、オンラインストレージの場合、
消失のリスクは大幅に軽減できるのですが、
インターネットで接続されているところに
データを置くわけですから、
データ流失のリスクが高まります。
(外付けHDDの場合、使わないときは取り外しておくことで、
流失リスクを抑えることが出来ます。
もっとも、接続中に流失してたら、取り外しても意味ありませんが・・・)
どうしても流失のリスクが心配な方は、
オンラインに保存するファイルを、
暗号化圧縮ファイル(7zとか)にしてアップロードすることにより、
流出リスクを抑えることが出来ます。
そんな、オンラインストレージが、
年間4,980円っと、驚きの安さで提供されました。
ぶっちゃけ、安すぎて逆に心配なんですよね?
しかも、容量が無制限ですし・・・
なにか罠がある(*1)気がして不安なんですが、
データ消失リスクに備えたいに人には
とってもお勧めのサービスが開始されました。
*1・・・容量無制限で人を集めておきながら、
突然の値上げや容量毎の値段設定に変更など、
twitterや掲示板で噂されてます。(笑)
真相は謎です。
使い方は簡単です。
ソフトをインストールする手間がありますが、
難しいことは何も無いと思います。
Zドライブにドライブが作成されるので、
エクスプローラーで通常のHDD感覚で操作できます。
今の所、目立った欠点は、一つだけあります。
データの転送が遅い!!
転送速度 : 2.8Mbps
一秒間の転送容量
2.8 × 1024 × 1024(M化) ÷ 8(bps → Byte/s化) = 367001 = 約358KB/s
1GBファイルの転送時間
1GB ÷ 358KB/s =
1 × 1024 × 1024 ÷ 358 = 約2929秒 = 約49分
ファイルの転送にすごく時間がかかります。
サービスが始まったばかりでアクセス集中してたり、
これから回線やサーバーが増強されるのかも知れませんが、
現時点(2010年12月16日)では、
正直、大容量のストレージとしては向かないかも知れません。
あくまで、バックアップ中心と考えたほうが良い感じです。
ちなみに、
エクスプローラーの操作(コピー)はすぐに終わるんですが、
実際のデータはエクスプローラーの作業が完了しても
転送されて無い(転送中)ので注意してください。
よく言えば、キャッシュ機能なんですが、
ちゃんと転送されるのか心配になってしまいます。
この辺の検証もまた後日行いたいですが、
いかんせん転送に時間がかかります。
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