スポンサーリンク

隕石を打ち返そうとする少女の漫画の考察(minus考察)

地球に巨大隕石が向かってきて地球文明が滅びそうな状況で、一人の少女が山の上でバットを手にもって隕石と対峙するシーンで終わる。

そんな有名な漫画があります。

minus 37話 隕石落下
minus 37話 隕石落下

最後のシーンの少女に色々な思いを寄せることができます。

この画像の左上を見るとタイトルらしき「minus」と書いてあるので「minus 隕石」なんかで検索するとこの画像の真意がわかります。

なんと、
“スーパー超能力をもつ少女が野球遊びのつもりで隕石を呼び寄せた”
というもの。

あの画像一枚だけ見ただけでは、さすがに思いつかない衝撃的な事実が判明します。

しかし、
本当なのでしょうか?
他の解釈はないのか?
どうしてそのような解釈になるのか?
を考察してみたいと思います。

minus.(マイナス)邦訳保管庫
http://minusjapanese.blog.fc2.com/
上記のサイトにminusの各話があります。

ちなみに、日本の漫画と逆で、
左上から右へと読み進めていきます。

下記はあくまで僕の解釈ですので、
いろんな解釈があると思います。

各考察

主人公minus

本作の主人公。超能力をはるかに超えた全知全能の能力を持つ少女。
スーパー能力を持つわりには、大人しめの性格であり、比較的良心的です。

周囲の人たちの反応

周りの人たちは
そんなminusの超能力を知っており、
初期では煙たがってる描写が多いですが
時に頼ることもあります。

minusがその気になれば何でもできるのに
周囲の人たちは媚びへつらうこともなさそうなことから、
(むしろminusに悪口を言ったりしちゃう)
minus自身は超能力で人を脅したり、
威圧的なことはしないことが推察できます。

ただしminusや友達に危害を加えようとしたら反撃します。
しかしやり過ぎることもないように思います。(たぶん)

minusの性格

そんなminusですが、
善悪の判断が少し苦手な様子がうかがい見れます。
苦手というより、
そもそも善悪の判断をしていないのかもしれません。

  • 同級生を過去に送って人生を大きく変えちゃったり(25話~27話
  • 宇宙文明壊滅させちゃたり(29話~34話
  • 人のこと壊血病にしちゃったり(83話
  • 人の家をはじき飛ばしちゃったり(95話

そして人のことを殺してしまった描写もあったりします。
3話, 14話, 28話, 45話, 68話

minus自身は超能力を持っているため、
いわゆる“普通の人”“できること”と、
“できないこと”がわからないのかもしれません。

それゆえにminusから見るとたいしたことではないけれども、
多大な影響になってしまったのかもしれません。

minus自身はいわゆる“普通の遊び”を好む傾向が強いと思いますが、(全編通して)
ほんのちょっと、minus自身と他人との差を考えるのが苦手で
やりすぎてしまうこともあるのではないでしょうか?(全編通して)

隕石のエピソードの近くのお話で、
宇宙人の文明を壊滅に追いやってる話が最たるものでしょうか。(30話~34話

普通に流れで見れば

その流れで隕石のエピソード37話を見た場合、
真っ先の印象で言えば
「お前(minus)の遊びか!」って印象になるのは無理はありません。

しかし、待ってほしい。

minus自身、心は普通の女の子っぽい描写も多くあります。

  • 女の子として見られたいと思うし(36話, 44話
  • 飛び降り自殺をした人を助けたり(35話
  • 病気のお母さんを苦しまないようにしたり(61話
  • 子犬を見て普通にかわいいと思ったり(64話

他にも
minusがヒーローにあこがれる描写があります。(44話

minusの性格的に
地球がパニックになって大変なことになると
認識できていれば隕石で遊ぼうとはしないと思うのです。
(逆の言い方をすれば、
 パニックになるって認識がなければ
 隕石で遊びそうな危うさもある。)

こういう解釈もできるのでは?

偶然にも地球に巨大隕石が迫ってきて
本来であればもっと他の方法で地球をパニックにせずに救うこともできたのに、
つい、『ヒーローチックに打ち返したらカッコいいだろうな~』
って思ってしまったのかもしれません。

結論

以上のことから、
巨大隕石の落下はminusの遊びとみなすこともできますが、
決定的にminusの遊びとも言い切れない。

偶然きた隕石をもっと他の方法で地球を救うこともできたけど、
つい、かっこいいだろうからと打ち返す方法で救おうとしたとも
解釈できるのでないかと思います。

どっちだろ?

  • 隕石はminusのお遊び

    or

  • 隕石は偶然きてminusが救ってくれた

う~~~~ん、半々かな~~~?

どっち?って言われたら
minusが救ってくれたと信じたいけど、
お遊びかなって感じが強いかもしれない。

以下雑記

過去再生能力をもつ

14話を見るに、
minusは過去に戻ってやり直すって簡単にできそうです。
(想像で星をつかんだってより、
 実際星をつかんだら大変なことになったので
 やり直した。って解釈の方が適切と思う。)

それを前提で考えれば、色々やらかしてるminusですが、
やり直してる可能性もありますね。

ズボンのminusとスカートのminus(minusは女の子?)

読み進めてる途中では、
男の子のminusと女の子のminusがいるのでは?っと
思っていましたが、
最後まで読んだ感想では、
minusは女の子ですね。

ズボンVersionはファッションでしょうか。

ただ自身の分身を出したりしてますので、(56話, 79話
男の子の分身もいるのかも?

minusのお母さん

声だけはよく出てきます。(4話, 8話, 20話, 56話, 80話)

超能力少女のminusでもお母さんには逆らえない描写です。

姿らしきは71話で出てきます。
(犬を飼うことを良く思ってないお母さんの反応と言えなくない。
 犬の鳴き声がしたけどminusの声か~って感じ。)

130話ではお母さんの命令により
人類が滅亡させられた風に解釈できる描写があったりします。^^

お父さんは全く出てきません。

かろうじてそれらしき描写は、
4話からの5話で、
朝ご飯を食べに家に帰ったminusとお父さんと
解釈できないこともないですが、
風景的にお店な雰囲気ですよね~
ですから全く関係ない他人とみなすこともできます。
(お店で一家で食事との線もないですけど、
 それだとお母さんがいないのが不自然になってしまいますし、
 普通に関係ない人に絡んでるって解釈が普通かな~)

minusの正体

最終話付近の描写では宇宙人ではないかと推察できます。

  • 人類が滅亡した地球を、宇宙人はテーマパークにしたがっている。(122話
  • minusがお母さんに命令されて人類を滅ぼしたと解釈できなくもない。(130話
    • その流れで言うとお母さんも宇宙人かもしれません。
  • 会議に出席してテーマパーク計画を手伝った。(130話

宇宙人の会議に出席してるってことは、宇宙人である可能性が高い。

もしくは地球人を代表しているのかもしれないけど、宇宙人率の方が高いかな~

謝辞

このような素敵な漫画を保管し日本語訳をつけてくださった
minus.(マイナス)邦訳保管庫さまに感謝です。

著者様のRyan Armandさまにも心より感謝いたします。

ここまで長くも読んでくださった方、ありがとうございます。

コメント

メッセージフォーム

こっそりメッセージを送りたい方はこちら → メッセージフォーム

タイトルとURLをコピーしました